最終更新日:2026年3月13日 執筆者:クレカの達人(プロフィールはこちら)
この記事でわかること
三井住友カード ゴールド(NL)の年会費を永年無料にするには、年間100万円の利用が必要です。いわゆる「100万円修行」。言葉だけ聞くとハードルが高く感じますが、年収600万〜700万円台の会社員なら、光熱費や食費などの生活費の支払いルートを整理するだけで達成は十分に現実的です。
この記事では、私が2023年に実際に100万円修行を達成した全過程を、月別の決済額、使った手法、つまずいたポイント、そして達成後に変わったことまで、すべて公開します。
これから修行を始める方が「自分の場合はどうなるか」を具体的にイメージできるように書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも100万円修行とは?
三井住友カード ゴールド(NL)は通常の年会費が5,500円(税込)ですが、入会日から11ヶ月後の末日までに年間100万円以上を利用すると、翌年以降の年会費が永年無料になります。一度達成すれば、その後いくら使っても使わなくても、二度と年会費はかかりません。
さらに、100万円利用時に10,000ボーナスポイントが付与されます。通常の基本ポイント5,000P(還元率0.5%×100万円)と合わせて合計15,000Pとなり、100万円ちょうどに抑えた場合の実質還元率は1.5%です。
つまり100万円修行は「年会費無料化」と「高還元率」を同時に手に入れる、三井住友カードユーザーにとっての最重要ミッションです。
私の当時のスペック
修行を開始した2023年4月時点の状況を正直に書いておきます。
都内IT企業に勤務。年収は当時700万円にいかないでした。家族構成は妻と2人暮らしで、居住地は東京都内の賃貸マンション。それまでのメインカードは楽天カードでした。
毎月のクレジットカード決済額はそれまで平均7万円程度。つまり、何も工夫しなければ年間85万円程度にしかならず、100万円には届かない状況でした。
修行前にやった準備
対象外の決済を把握する
100万円修行で最も痛いのが「使ったのにカウントされなかった」というパターンです。私はまず、三井住友カードの公式ページで集計対象外になる利用を洗い出しました。
主な対象外は、年会費の支払い、キャッシング、各種電子マネーへのチャージ(2026年3月以降はau PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードも対象外に追加)、国民年金保険料、一部のプリペイドカードチャージです。
特に注意が必要なのが電子マネーチャージ系です。「チャージで10万円使ったのにカウントされていなかった」という失敗談をSNSでよく見かけていたので、修行中は原則としてカードの直接決済のみを使うルールにしました。
月別の支出計画を立てる
100万円÷11ヶ月=約91,000円/月。これが月々のノルマです。現状の月7万円から約2万円の上乗せが必要でした。
そこで、それまで現金や銀行引き落としで支払っていた固定費をすべてカード決済に切り替える作戦を立てました。
生活費の決済ルートをすべてカードに集約
修行の本質は「新たに出費を増やす」ことではなく、「すでに支払っているお金の決済手段をカードに変える」ことです。
私が切り替えた項目と月額は以下の通りです。
もともとカード決済していたものとして、食料品・日用品のスーパーでの買い物が月約45,000円、Amazonなどのネット通販が月約10,000円、外食が月約8,000円。ここまでの小計が月約63,000円でした。
また、修行のために現金払いの多かった妻のために家族カードを発行しました。なんと家族カードの使用も修行にカウントされるのです。
この追加分の小計が月約50,000円です。
合計すると月約113,000円。計算上は100万円ペースに乗る水準でした。
月別の達成記録
ここからが修行の実録です。入会日が2023年1月頃だったので、修行期間は2023年1月から2024年1月31日の約12.5ヶ月間でした。
1月(初月):87,300円
年始は出費が落ち着く月。淡々と通常の生活費を決済。
2月:78,900円
2月は日数が少ないため決済額も小さめ。ただ、この時点で累計は約105万円に達しており、修行はすでに達成済みでした。
3月:52,000円
この月は外出もなかったので出費は控えめでした。
4月:68,200円
入会が月半ばだったため、半月分の決済しか入らず。ただし入会キャンペーンの条件(2ヶ月以内に○万円利用)もあったので、まずはそちらの達成を優先。出だしとしては想定通り。
5月:94,300円
固定費の切り替えが完了し、ようやく巡航速度に。妻と相談して、日用品のまとめ買いをドラッグストアのカード決済に統一。この月からペースが安定し始めました。
6月:89,700円
特に大きな出費はなし。淡々と生活費を決済するだけの月。地味だけれど、修行の実態はこういう月の積み重ねです。
7月:112,500円
エアコンのフィルター清掃サービスと、娘の誕生日プレゼント(ストライダー)が上乗せ。ボーナス月ということもあり、ふるさと納税の一部をこの時期に実施。ふるさと納税は修行の強い味方です。
8月:105,800円
家族で帰省した際の新幹線チケットをスマートEXでカード決済。スマートEXの決済は集計対象なので、帰省費用がそのまま修行に貢献してくれました。
9月:88,400円
特筆事項なし。平常運転の月。この時点で累計558,900円。残り44万円強を6ヶ月で割ると月73,500円なので、かなり余裕が出てきた感覚でした。
10月:96,100円
衣替えのタイミングで娘の秋冬服をまとめ買い。子どもの服は成長が早いので定期的に出費がありますが、これもすべてカードで。
11月:131,200円
年間最大の支出月。ふるさと納税の残額を一気に消化(約45,000円分)。加えて、年末に向けたAmazonブラックフライデーで日用品のストック買い。この月の上振れで修行達成がほぼ確定しました。
12月:108,600円
クリスマスプレゼント、年末年始の食材まとめ買い、帰省の交通費。12月は何もしなくても出費が増える月です。
また、修行達成後なので、100万円を超えた分はアメックスに切り替え開始。ゴールドNLの決済は意図的に抑えました(100万円超の分は還元率0.5%に戻るため)。
達成までの累計と実際に獲得したポイント
| 項目 | 金額・ポイント |
|---|---|
| 年間利用額(集計対象分) | 1,053,000円 |
| 基本ポイント(0.5%) | 5,265P |
| 100万円ボーナスポイント | 10,000P |
| 入会キャンペーンポイント | 7,000P |
| 獲得ポイント合計 | 22,265P |
| 翌年以降の年会費 | 永年無料 |
22,265Pは、Vポイントとして1P=1円でそのまま使えるので、実質22,265円分のリターンです。初年度の年会費5,500円を差し引いても、16,765円のプラス。そして2年目以降は年会費ゼロで毎年ボーナスポイントを受け取り続けられます。
100万円修行で「やってよかったこと」
固定費のカード決済への集約
これが修行のすべてと言っても過言ではありません。電気、ガス、通信費、サブスクを切り替えるだけで月3万円近くが自動的にカード決済になり、修行のベースラインが大きく上がりました。
一度設定すれば毎月勝手にカウントされるので、「修行」という割には精神的な負担がほとんどありませんでした。
ふるさと納税の活用
年収650万円の場合、ふるさと納税の控除上限は約7〜8万円。これをゴールドNLで決済すれば、修行に約8万円分貢献しつつ、返礼品も受け取れて、税控除も受けられるという一石三鳥です。
私は7月と11月に分けて寄付しましたが、もし修行のペースが遅れている場合は、ふるさと納税を後半に集中させて一気に帳尻を合わせることもできます。
スプレッドシートでの進捗管理
月末にVpassアプリで利用額を確認し、Googleスプレッドシートに記録していました。累計額と残りのノルマが一目でわかるようにしておくと、「あと○万円」という見通しが立てやすく、無駄な出費をせずに計画的に達成できます。
100万円修行で「気をつけるべきこと」
100万円を大幅に超えないこと
ゴールドNLの基本還元率は0.5%で、ボーナスポイントは100万円到達時のみ。つまり100万円を超えた分は0.5%還元しか得られません。
私は修行達成を確認した2月以降、すぐにアメックス・ゴールド・プリファードに決済を切り替えました。100万円超の決済は他の高還元カードに回すのが、2枚持ち戦略の基本です。
家族カードの利用分は本会員の集計に合算される
妻の家族カードの利用分も100万円の集計に含まれます。これは修行にとっては有利なポイントですが、逆に言えば「家族カードの利用が多すぎて想定より早く100万円を超えてしまった」というケースもあり得ます。
夫婦で利用額を共有しておくことをおすすめします。
2026年3月の改悪に注意
2026年3月1日より、au PAY、Kyash、JAL Pay、バンドルカードへのチャージが年間利用額の集計対象外に追加されました。以前はこれらへのチャージで手軽に利用額を積み増せましたが、今後はこの手法が使えません。
これから修行を始める方は、チャージ系に頼らず、この記事で紹介した「固定費の集約」を軸にした正攻法で進めるのが確実です。
達成後、生活はどう変わったか
正直に言えば、劇的な変化があったわけではありません。ゴールドカードを持ったからといって生活水準が上がるわけではないし、見栄のためにカードを使うのは本末転倒です。
ただ、確実に変わったのは「お金の流れの見える化」です。
すべての支出をカードに集約したことで、月末にVpassを開けば家計の全体像が一目でわかるようになりました。「先月は外食が多かったな」「サブスクが増えすぎたな」という振り返りが自然にできるようになったのは、修行の想定外の副産物でした。
そしてもう一つ。修行をきっかけに「このカード決済にポイントがつくなら、積立投資もカードで」という発想が生まれ、SBI証券でのクレカ積立を始めました。これが私の資産形成の第一歩です。たかがクレカの100万円修行ですが、お金との向き合い方を変えてくれた出来事でした。
まとめ:100万円修行は「生活費の整理」でクリアできる
100万円修行のために特別な出費をする必要はありません。電気・ガス・通信費・サブスクの決済手段をカードに切り替え、ふるさと納税を活用すれば、年収600万円台の生活費だけで自然に100万円に届きます。
達成すれば年会費が永年無料になり、毎年10,000ボーナスポイントを受け取り続けられる。この「永続的なリターン」を得るための一度きりの修行だと思えば、挑戦する価値は十分にあります。
これから修行を始める方は、まず今日のうちに固定費の支払い方法をチェックしてみてください。銀行引き落としや現金払いになっている項目が一つでもあれば、それをカード決済に切り替えるだけで、修行はもう始まっています。
三井住友カード ゴールド(NL) 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 5,500円(税込)※年間100万円利用で翌年以降永年無料 |
| 基本還元率 | 0.5% |
| 対象コンビニ・飲食店(タッチ決済) | 最大7%還元 |
| 100万円ボーナスポイント | 10,000P |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard |
| 旅行傷害保険 | 海外・国内 最高2,000万円 |
| 申込条件 | 満18歳以上で安定継続収入のある方 |
>> 三井住友カード ゴールド(NL) 公式サイトで詳細を確認する
※ 現在、初年度年会費無料キャンペーン実施中(2026年4月30日まで)
この記事は2026年3月10日時点の情報に基づいて執筆しています。カードの特典・年会費・ポイント還元率は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトにてご確認ください。
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